活動紹介

農業体験を通じた立ち直り支援活動

農作物等の栽培には、情操面での教育的効果、物事に継続的に取り組むことによる忍耐力等の向上、将来の就労に向けた意欲の向上等が期待できるので、少年にこれら作業に相当期間携わらせることで、その立ち直りを支援します。

平成28年度の実施内容

▲ページ内リンク
北海道少年補導員連絡協議会

ふるさとJUMP農園で立ち直り

北海道少年補導員連絡協議会(宮本久雄会長)は、平成28年5月から11月にかけて、札幌市、函館市、旭川市、釧路市、北見市で「農業体験~ふるさとJUMP農園~」を実施した。少年37人、少年補導員、大学生ボランティア63人、警察職員、保護者ら78人、延べ人数合計178人が参加した。札幌市のサッポロさとらんど農場ほか4地区の農園で活動を実施。各地区とも農業指導者の下、それぞれの農園において、玉葱、ジャガイモ、枝豆、トウモロコシ等の苗の植え付け、もち米の田植えを実施した。2回目以降の活動では、農業指導者から鎌や鍬の使い方を教わりながら除草及び培土を実施した。収穫期は、玉葱、ジャガイモ、枝豆、トウモロコシ、サツマイモの収穫やもち米の稲刈りを実施した。少年等は、「普段食べているお米が、こんなに大変な作業をしないと食べられないことが分かった。これからはご飯を残さないようにしようと思う」、ボランティアからは、「立ち直り支援活動自体初めて参加したが、こんなに有意義な活動であることは知らなかった、また参加したい」などと、ボランティアも少年らとともに充実感を味わったようだ。

▲上に戻る

岩手少年警察ボランティア協会

野菜づくりは人づくり

岩手県少年警察ボランティア協会(切金一夫会長)は、平成28年6月から11月まで非行歴等を有する少年、少年警察ボランティア、保護者、警察職員等、合計43人が参加して、二戸地区の少年警察ボランティア所有の畑「カシオペア農園」で農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。活動は「~きらめき「カシオペア農園」はぐくみプロジェクト~」を合い言葉に一致団結して野菜作りに挑戦した。はじめに畑に堆肥をいれての土作りから始め、南瓜、いんげん、パプリカ、大根等の種、苗植えを実施した。少年らは、農業指導者の指導を素直に聞き丁寧に作業に取り組んでいた。9月は、6月に植えた、南瓜、いんげん、パプリカ、大根等の収穫をしたほか、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの苗植えや肥料やり作業を実施した。10月にキャベツ等の野菜にビニールかけを行い、11月はキャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの収穫と畑の整地作業を最後に、今年度の農業体験を終了した。少年は「自分で植えた野菜を世話して収穫し美味しく食べた、大変だったがまたやってみたい」などと自信に満ちていた。

▲上に戻る

宮城県少年補導員協会

5地区で立ち直り農業体験

宮城県少年補導員協会(尾形憲二会長)は、平成28年6月から10月にかけて、仙台市、気仙沼市、石巻市、角田市の四ヵ所で支援対象少年5人及び児童養護施設に入園中の少年、少年警察ボランティア、警察職員、その他関係者が参加して「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を行った。実施場所は各地区の少年補導員が所有する農地や果樹園で行われ、仙台東地区では中学生の支援対象少年に、白菜やきゃべつ等の耕作作業から種蒔き、定植、収穫までの一連の活動を行った。気仙沼地区では児童養護施設に入園中の少年に、ジャガイモの種芋の植え付けから収穫までの活動を行った。河北地区ではビニールハウス内の農地で、高校生の支援対象少年にキュウリの収穫とキュウリの剪定及び箱詰め等の出荷作業を体験させた。角田地区では果樹園において、高校生の支援対象少年に鋏を使って梨の収穫作業を体験させた。参加少年は「野菜が育つのが楽しみ、次も参加したい」などと積極的な姿勢が見られ、少年の家族からは「家での会話も増え、落ち着きが見られるようになった」などの感想が寄せられた。

▲上に戻る

秋田県少年保護育成委員連絡協議会

親子で農業体験

秋田県少年保護育成委員連絡協議会(伊藤敏雄会長)は平成28年6月から11月にかけて、秋田市下北手柳館で支援対象少年、ボランティア、警察職員、その他関係者等合計延べ84人が参加して「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を行った。協力してくれた農園は約50坪ほどの広さの「チャイルド・ファーム」で行われた。参加した少年らは、家出や福祉犯被害者などの継続補導と支援中の少年等。6月にボランティアと職員でグループを作り、畝作りからジャガイモ、サツマイモ、里芋、長ネギ等の植え付け、大豆の種蒔きなどの作業を実施。また、9月の収穫時には、収穫物を使った餃子やカレーライスの調理体験を行い会食し交流した。11月の最終体験では、里芋、長ネギ、大根、サツマイモ等の収穫体験をし、収穫した野菜を用いて郷土料理のきりたんぽ作りに挑戦し、最後に交流会を実施した。参加少年は「いろんな人が声をかけてくれたので、緊張しないで作業できた」、保護者からは「落ち着きのない子供を皆さんが見守って声をかけてくれ有り難い」などと親子ともども体験の成果があったようだ。

▲上に戻る

山形県少年補導員連絡会

生長した自然薯とともに成長した子供たち

山形県少年補導員連絡会(佐藤重勝会長)は鶴岡市の農地において、平成28年5月から同年10月まで支援対象少年、少年警察ボランティア、大学生ボランティア、警察職員、その他関係者等計18人が、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。対象少年は小、中学生で、初めに農業指導者から、こんにゃくの栽培方法等について説明の後、こんにゃく芋の作付け体験をした。自然薯の植え付け作業では、元来、野生の植物であることから収穫しやすいよう土中に植えたパイプの先端に種芋を植え付けた。畑の草取り作業をへて自然薯の収穫作業は10月に行った。収穫のはじめは、蔓の葉の付け根に実ったむかごを振り落とし落下したむかごを1つ1つ収穫した。6月に植え付けた自然薯の種芋は5センチ程の大きさだったが、掘り起こした自然薯は1メートルに生長している物もあった。その後、農業指導者の自宅において収穫したばかりの自然薯を使った料理を参加者全員で会食した。参加した福祉司は、「農作業は大変な作業が多いと思うが喜びも大きいと思うので、児童相談所としても少年育成のため今後とも協力したい」などの意見が寄せられた。

▲上に戻る

東京少年補導員連絡協議会

4農園、4センターで農業体験

東京少年補導員連絡協議会(瀧栁嘉市会長)は、平成28年4月から12月にかけ4農園の協力を得て、少年に対する農業体験を通じた立ち直り支援活動を展開した。参加少年数は、延べ214人であった。実施場所は、並木農園(世田谷区、ジャガイモ)、冨岡農園(練馬区、サツマイモ)、須賀農園(足立区、ジャガイモ)、山下農園(立川市、とうもろこし等)で、体験活動は合計15回に上った。活動は畑の畝作りから始まり種まき、苗植からつる返し、間引き、草取り、収穫など一連の作業に従事し、収穫した野菜は、ふかし芋やカレーライス等を調理した食育も実施した。また、農園における農業体験活動に参加できない少年等に対し4ヵ所の少年センター(大森・世田谷・台東・立川)において、キュウリ、ゴーヤ、茄子、トマトのプランターを用いた農業体験を実施した。農業体験の効果を検証するため、保護者に対するアンケートを実施したところ「親子の会話が増え、穏やかな言葉や表情が増えた」などの声が寄せられ、農業体験を通じて少年の成長がうかがえた。

▲上に戻る

茨城県少年指導委員協議会

大人との共同作業で得た自信

茨城県少年指導委員協議会(飯泉喜明会長)は、平成28年5月から11月まで、水戸市の「ふるさと農場」及びつくば市の農地で、継続補導少年等延べ10人に対し立ち直り支援として「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施した。少年警察ボランティア、大学生サポーター、警察職員、その他関係者らが参加して農業体験活動を実施した。さつまいも苗植え及び落花生の種まき、秋ジャガイモの植え付け、蕎麦の種蒔き、収穫を実施した。5月のさつまいも苗植え及び落花生の種まきでは、参加した少年は、土に落花生の種を蒔く際、穴を深く掘り下げてしまい職員に指導されるなどしながら最後まで取り組んでいた。10月のサツマイモ及び落花生の収穫では、少年らは大きいサツマイモが掘れるたびに、ボランティアに報告するなど積極的な活動をした。11月の蕎麦の収穫では、鎌を使用しての刈り取りに、少年らはたどたどしい手つきであったが次第に慣れ上手に刈り取っていた。参加した大学生サポーターは「少年と実際に関わることができてよい機会となった、これからも少年と積極的に関わっていきたい」などの感想が寄せられた。

▲上に戻る

栃木県少年指導委員会連合会

3農園で立ち直り農業体験

栃木県少年指導委員会連合会(岩壁孝誠会長)は平成28年6月から翌年1月にかけ、県下、3農園において「農業体験さつまいも、だいこんづくり等活動」と銘打って、農業体験を通じた立ち直り支援活動を展開した。参加したのは、支援対象少年7人が参加し、大学生を含むボランティア16人と警察職員、小学校教諭、大学職員など関係者等15人計38人が参加した。峰農園では少年等が学校教諭やボランティア等の協力を得ながら、畑の畝づくりから苗植え、種蒔き、草刈りを行い収穫に至る間の農業体験を行った。収穫したジャガイモや人参を使った料理体験を行った。皆川農園では畑の畝づくりから苗植え、種蒔きを行い大根を収穫した。料理教室では蕎麦打ちを体験した。小山市民農園では畑の畝作り、苗植え、種まきを行い、さつまいも等を収穫した。収穫した野菜を使った料理体験も実施した。参加した中学生や大学生ボランティアからは「参加して良かった」などの感想が寄せられたほか、少年等が通学する小・中学校の教諭、保護者等から本活動に対する謝意が寄せられた。

▲上に戻る

群馬県少年補導員連絡協議会

自然の力の大きさに感激した少年たち

群馬県少年補導員連絡協議会(小林昭紀会長)は高崎市井出町の農地において、平成28年4月から11月まで継続補導少年等延べ152人、少年警察ボランティア、保護者、警察職員等延べ合計319人が農業体験を通じた立ち直り支援活動に参加した。活動回数は7回に及び、第1回目は、ジャガイモの種芋の植え付けを行った。参加少年らは、種芋の芽を生かして半分に切ることを教わった。第2回目以降は、植え付けたジャガイモの除草作業、土寄せ作業、生育観察及びさつまいもの植え付けを行った。少年らは、その後もジャガイモとさつまいもの生育観察、除草作業を繰り返し第4回目ではジャガイモを収穫した。4月から植え付けた種芋から沢山のジャガイモが収穫でき、参加した少年らは大いに喜んでいた。第5、6回目の作業では、大根の種まきや肥料やり、間引き作業に取り組み、作業中、毛虫の大量発生に伴い毛虫駆除作業にも取り組んだ。最終日の作業は、大根の収穫作業を実施。少年らは、「サツマイモがとても大きく育っていて自然の力の大きさにびっくりした」などの感想が寄せられた。

▲上に戻る

埼玉県警察少年非行防止ボランティア連絡協議会

少年とボランティアの距離感が縮まった農業体験

埼玉県警察少年非行防止ボランティア連絡協議会(須藤哲夫会長)は平成28年7月から12月にかけて、2ヵ所で農業体験を通じた立ち直り支援活動を行った。参加したのは、スクール・サポーター派遣校の生徒及び支援対象少年ら延べ25人、少年警察ボランティア等延べ50人、その他保護者等延べ8人が参加した。活動は4回実施され、1回目と3回目は「比留間農園」で野菜の種まきと除草活動を行い白菜や大根を収穫し、収穫した野菜を使ったピザ作り及び会食を実施した。2回目と4回目は「ファーム・インさぎ山」において稲刈り及び野菜の収穫、餅つき体験を行った。収穫した里芋を使用した芋煮の調理及び会食を行い、刈り取ったもち米を使用した餅つき体験を行った。少年等は一生懸命に土とふれあいながら声を掛け合って取り組んでいた。少年は、「沢山の人や自然と触れ合えたことがとても嬉しかった」などと感想が寄せられ、大学生ボランティアからは、「少年との距離感や会話等の関わり方がとても勉強になった」との感想が寄せられた。

▲上に戻る

千葉県少年警察ボランティア協議会

泥まみれで達成感や勤労の喜びを体得

千葉県少年警察ボランティア協議会(田口浩会長)は平成28年3月から11月にかけ、市原市菊間の協力者のビニールハウス及び水田や畑で、農業体験を通じた立ち直り支援活動として、米作りやさつまいもの収穫作業を行った。同活動には支援少年延べ42人、少年警察ボランティア28人、警察、農業指導者、保護者、その他関係者等154人が参加した。3月末に支援少年と少年警察ボランティア等が参加して稲の種まき作業に汗を流した。4月には、少年らが素足になって田んぼに入り田植えを実施した。7月に、かかし及び看板製作を行い、9月には少年がボランティアから鎌の手刈り要領などの指導を受けた後、稲刈りを行った。その後、収穫したもち米を使用し餅つきで交流会を実施したり、カレー作りを体験し意見交換会を行った。少年たちは「種もみを手で蒔くのが難しかったが、作業は楽しかった」などの感想が寄せられ、大学生サポーターからは「少年に積極的に声を掛け、一緒に作業を行い、今後も自分達に出来ることをやっていきたい」などと積極的な意見が寄せられた。

▲上に戻る

神奈川県少年補導員連絡協議会

野菜づくりの大変さを実感

神奈川県少年補導員連絡協議会(二宮健司会長)は平成28年5月から11月にかけて横浜市青葉区内の農園において「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を展開した。参加したのは、支援対象少年、少年警察ボランティア、警察職員、その他関係者等合計19人が参加した。本活動は、少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動の一環として、農業体験活動を通じて、収穫の達成感や勤労の喜びを体得させるとともに、社会との協調性やコミュニケーション能力を醸成するため、地域の少年警察ボランティアや警察協力者らと協働して「野菜作り活動」を実施したもの。5月に農業体験開始式を行い、その後ジャガイモの消毒、除草作業を実施。6月から11月までは、ジャガイモ、ネギ、大根、ナス等の夏・秋野菜の種蒔きから収穫までの一連の作業を行った。11月27日の農業体験修了式は白菜、里芋、人参などの収穫を行い、収穫した野菜を使用した豚汁などの調理をして昼食会で締めくくった。参加した少年は「野菜を作る作業がこんなにも大変だとは知らなかった、でも楽しかった」などと充実感を味わったようだ。

▲上に戻る

新潟県少年警察ボランティア連絡協議会

自分が育てた野菜をお母さんに

新潟県少年警察ボランティア連絡協議会(草間真由美会長)は県内2地区の少年サポートセンターで、平成28年5月から12月まで農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。新潟少年サポートセンターでは福祉犯被害者や継続補導少年等12人と少年警察ボランティア7人、センター職員、保護者、関係者等100人らが参加して「田んぼアート」やプランターを利用した菜園活動を実施した。稲刈りでは、少年らは、少年サポートセンター職員や大学生ボランティア、地域の住民と和やかな雰囲気の中で長時間に及んだ稲刈りを体験した。少年は、「稲刈りは初めてだったがボランティアの人に教えてもらい楽しく出来た」などと感激していた。上越サポートセンターでは、継続補導中の少年等9人、少年警察ボランティア2人、スクールサポーター1人が参加して、プランター等を利用した菜園活動を実施した。少年等は、土作りから作業に取組み丁寧に行った。参加した少年は「自分が育てた野菜を家に持って帰ったら、お母さんに褒められ嬉しかった」などの感想が寄せられた。

▲上に戻る

山梨県少年補導員連絡協議会

米作りから学ぶ地域との絆

山梨県少年補導員連絡協議会(数野三郎会長)は山梨県警察本部少年課と連携し平成28年5月から10月まで韮崎市及び都留市の農地において補導歴を有する少年等、少年補導員、農業指導者、大学生ボランティア、警察関係者等36人が参加して、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。今回の農業体験では、春の田植から秋の収穫まで継続した活動を行い、仕事の厳しさの中にも楽しさや喜びがあることを実感し、自信・協調性及びコミュニケーション能力の向上と地域との絆の強化を図ることを目的として活動を実施した。田植えは、両地区とも晴天に恵まれた中、少年達は、田植えは未体験であったため、ぬかるんだ水田に足を取られながらも農業指導者の指導に従い笑顔を見せながら一所懸命取り組んでいた。稲刈りは、秋晴れの中、農作業指導者から稲刈りの基礎指導を受け各人が鎌を持って真剣に作業をしていた。両地区とも、作業終了後はおにぎりをはじめ、豚汁やヤマメの塩焼き、餅つきなどの料理教室を開催し食事会を実施した。参加少年は「稲刈りは初めてやった、田んぼはぬるぬるして気持ちが悪かったが楽しかった」などと感想を述べていた。

▲上に戻る

長野少年警察ボランティア協会

少年の立ち直り稲刈りで支援

長野少年警察ボランティア協会(横山裕行会長)は、平成28年5月から11月まで非行歴を有する少年等、少年警察ボランティア、警察職員等、128人が4地区において農業体験を通じた立ち直り支援活動に参加した。北信地区では「鎌倉庭園」において、現代の田植えを体験してもらおうと機械による田植えを行った。稲刈りでは、鎌を使用しての刈り取りを行った。更に同敷地内の畑において、さつまいもとネギの苗植えを実施した。東信地区では「稲倉の棚田」において田植えと稲刈り等を実施した。田植えは手植えによる方法で、素足になり泥の感触を楽しみながら一列になって苗を植えた。中信地区では少年警察ボランティア所有の水田において、指導者が事前に水田の土に基盤で線を付け、田植えをしやすいように準備された水田に素足で入り田植えを実施した。南信地区では元少年警察ボランティア所有の「小平農園」において、ミニトマトを栽培していたトマトハウスの内の片付け作業を実施した。参加した少年達は「初めて田植えをしたり稲刈りを体験して大変だったけど良い経験をした」などと農業体験での成長の跡がうかがえた。

▲上に戻る

静岡県少年警察ボランティア協議会

立ち直り「スマイル・サークル・プロジェクト」

静岡県少年警察ボランティア協議会(金原道也会長)は平成28年4月から12月にかけて、継続補導中の少年等延べ83人、少年警察ボランティア・保護者・教員・児童相談所職員・大学生サポーター・警察職員等延べ281人が5地区に分かれて農業体験を通じた立ち直り支援活動「スマイル・サークル・プロジェクト」実施した。スイカの苗植えやジャガイモの収穫、大根の種植え等の体験を通して、粗暴行為により継続補導中の男子中学生は、保護者や周囲の者に反抗的な態度をとっていたが、農業体験を行った結果、畑の土に触れていくうちに気持ちに変化が見られ、他者にも思いやりの気持ちを抱くように変化し素行も落ち着き始めた。また、地域の子供たちを対象にして行う収穫したサツマイモを使用した「干し芋づくり」は地場産業への理解を深める活動となっており、この活動に参加した継続補導中の女子中学生は、同じ年頃の少年や地域の大人と関わっていくうちに貴重な体験に感動し「素敵な思い出となった、また参加したい」との感想が寄せられた。

▲上に戻る

富山県少年警察ボランティア連絡協議会

野菜づくり芽生えた愛情農業体験

富山県少年警察ボランティア連絡協議会(板倉久郎会長)は平成28年4月から11月にかけて、対象少年等5人、少年警察ボランティア、警察職員等合計39人が、富山中央地区で「市民農園での野菜づくり」と題して農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。活動内容は、4月に畑の整備から始まり畑地の草むしりと畝作り、マルチ掛けを行った後、ジャガイモを植えた。5月に少年警察ボランティアの指導を受けながら、ジャガイモの芽欠き、畑地の草むしりなどを行った後、サツマイモ、カボチャ、枝豆の苗を植えた。更に、これまで植えた野菜の看板を作成し、それぞれの畝に立てるとともに「にこにこおひさま農園」とネーミングした看板を立てた。11月の活動は、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、大根の収穫を行い、収穫した野菜を使用した豚汁、サツマイモの蜂蜜煮を作り、少年らは配膳を手伝うなど全員で会食を実施した。参加した少年は、水やり作業の際に「大好きで美味しいジャガイモがたくさん採れますように」などと言って丁寧に水やりを行うなど、自ら植えた野菜に愛情を注いでいた。

▲上に戻る

石川県少年補導員連絡協議会

汗を流して育てた野菜は格別の味

石川県少年補導員連絡協議会(太田治郎会長)は平成28年4月から11月にかけ金沢市内無量寺地内「あすなろ農園」において「石川っ子あすなろ塾みんな一緒に(あすなろ農園)で野菜を作ってみよう」と銘打って農業体験を通じた立ち直り支援活動を展開した。参加したのは立ち直り支援少年、元支援少年等の40人、ボランティア120人、警察職員、大学教授、保護者等関係者83人計243人が参加した。活動は4月に施肥、畝作りなどの畑作から始まり、初仕事としてジャガイモの種植を行った。5月には少年をはじめ関係者の大勢が参加して、キュウリ、茄子、ミニトマト、サツマイモ等の夏野菜の苗を植え付け、畑に「あすなろ農園」の看板を設置した。6月に除草作業を実施しながらキュウリやミニトマトの収穫を行い、その後「リアル案山子」の作成と設置を行った。除草、収穫を繰り返しながら12月には収穫したサツマイモを使ったお菓子作りを行った。参加した少年は「畑仕事の大変さがわかった」などと一生懸命汗を流して育てた野菜づくりを通じて、情操面や忍耐力の涵養につながったようだ。

▲上に戻る

岐阜県少年警察ボランティア協議会

育てた野菜で立ち直り

岐阜県少年警察ボランティア協議会(村地俊美会長)は平成28年4月から10月にかけ、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。活動には対象少年等延べ38人、少年警察ボランティア延べ31人、警察職員、その他関係者等延べ62人が参加した。大安地区少年警察ボランティア協議会が中心となって、「大安DASH村~絆ハウス」と題して少年警察ボランティア所有のビニールハウスを利用した農業体験活動を実施した。4月に関係者による事前検討会を実施し5月は開村式後、田植えを行った。さらに少年警察ボランティアの指導のもと里芋の種芋を植えた。7月と9月に里芋の株の周りの土を平鍬で軽く耕し株元に土を寄せる作業を行い、10月には生長した里芋を掘り起こす収穫作業を行った。活動内容が新聞に掲載されるなど反響も大きく、少年等は「田植えや里芋の苗植えは疲れたけど楽しかった、生長が楽しみ。自分で植えた里芋の苗が大きく育って、収穫ができてうれしい」などと、体験で得た収穫が今後の自信につながったようだ。

▲上に戻る

愛知県少年補導委員会連合会

普通の生活では出来ない貴重な体験

愛知県少年補導委員会連合会(野々山密雄会長)は平成28年6月から11月にかけて、愛知県警察本部少年課と協力して同少年課が運営する少年の居場所「鯱」で、蟹江町の「KONOHA FARMチャコール園芸」及び名古屋市の「農園天空のアグリパーク」で継続的な農業体験を通じた少年の居場所づくり活動「愛知コノハファームズプロジェクト」を実施した。参加したのは警察署で立ち直り支援中の非行少年等延べ15人、その他の少年延べ47人で、少年補導委員等ボランティア延べ85人、警察関係者等延べ50人、その他の参加者延べ26人が参加した。「KONOHA FARMチャコール園芸」では「野菜を作ろう」のスローガンをもとに人参、空心菜、ジャガイモ、天狗ナス等の収穫や二十日大根等の種まき体験をした。「天空のアグリパーク」ではCSR活動を積極的に行っている協力会社が運営する農園において梅の収穫と梅ジャム、梅シロップ作りを体験した。参加した少年等は、「普通の生活をしていたら出来ない貴重な体験をした」などと、農業体験を通じて野菜以外にも大切なものを収穫したようだ。

▲上に戻る

三重県少年警察協助員連絡協議会

猪の食害にもめげず育てた野菜は格別

三重県少年警察協助員連絡協議会(瀬古和光会長)は、平成28年9月から12月の間、被害支援少年延べ14人、少年警察ボランティア、警察職員、関係者等延べ合計58人が参加して、農業体験活動「ふれあいアグリ教室」を行った。9月に農業指導者から作業工程の説明を受けた後、冬野菜のジャガイモ、白菜、大根を植えるための畝を作ったが、晴天が続いたせいで畑の土が思ったより固く少年らは悪戦苦闘した。それでも全員が協力して畝を作り上げ、肥料を混ぜ込んでジャガイモの種芋と白菜、大根の種を植え付けた。その後、冬野菜の生育状況を観察しながら除草作業を繰り返した。冬野菜の収穫は12月に実施した。手間暇かけて育てた冬野菜であったが、ジャガイモは長雨の時期に苗が殆ど流されて2割程しか収穫できなかった。白菜と大根は猪の食害にあったものの、残った野菜は大きく育っており、家族への土産として各人が野菜を持ち帰った。参加少年は、真夏を思わせる暑い日差しの中で、幾度となく水分補給をしながら作業を行い、作業終了時には全員が日焼けし逞しさが垣間見れた。

▲上に戻る

滋賀県少年補導員会連絡協議会

スマイル農園で立ち直り

滋賀県少年補導員会連絡協議会(堀川佳孝会長)は平成28年4月から11月にかけて、守山市の農地「体験農園SMILE」で、支援対象少年とボランティア、保護者、警察職員等合計延べ138人が参加して「少年の立ち直り(社会参加貢献型)支援事業」を行った。活動の前半は夏野菜、サツマイモの植え付けから収穫までの一貫した農業体験活動で、畑にマルチシートを張り、穴あけ作業を行いトマト、茄子、オクラ等の種や苗を植え付けて、水やりや草刈り作業を行い収穫した。収穫した夏野菜を使ったハヤシライスの調理体験と交流会を実施した。後半は「冬野菜とジャガイモの植え付けから収穫まで一貫した農業体験活動」と銘打って展開し、畑の畦作り、マルチシート張り等の作業を行い冬野菜の白菜、キャベツ、ジャガイモ、大根等の苗の植え付けと種蒔きを行った。収穫後は、調理指導者を招いて取れた野菜を使った食育の研修を受けた後、豚汁などの調理体験を実施した。参加少年は、「野菜を植えたりするのは初めてで暑かったが、ボランティアの大学生のお兄さんやおじさん達と一緒に出来て良かった」などとボランティアとの交流にも収穫があったようだ。

▲上に戻る

京都府少年補導連絡協議会

農業体験を通じて思いやりの心を育む

京都府少年補導連絡協議会(千玄室会長)は平成28年5月から翌年1月まで福知山市内の農園で「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施した。活動には支援対象少年10人、少年指導委員3人、農作業指導者11人、警察職員、保護者等の関係者41人計65人が参加した。5月は、さつまいもの苗付けにともない、農業指導者から苗付け手順の指導を受け保護者や関係者と共に苗付け作業を体験した。7月はジャガイモの収穫体験を実施。8月は支援対象少年の登校日に配慮し2回に分けて、さつまいも収穫体験を実施した。この日参加した中学生は、ぬかるんだ泥に足を取られながら作業に苦戦していたが、進んで小学生の補助に回るなど積極的に活動していた。12月は落ち葉清掃体験及び餅つき体験を実施した。清掃体験活動は活動の受け入れ先の長安寺で社会性や協調性を養うことを目的に実施された。更に農園に移動後、餅つき体験を行い中学生男子は、「こづき」と呼ばれる米を杵で押しつぶす力仕事をやり通した。積極的に餅つき体験に参加し昼食には、つきたての餅と農園で収穫された野菜が盛りだくさんの味噌汁を味わった。

▲上に戻る

大阪少年補導員連絡協議会

案山子作りで農業体験

大阪少年補導員連絡協議会(山口裕基会長)は、平成28年6月から11月の間、貝塚少年補導員連絡会、貝塚地区少年補導協助員連絡会、茨木少年補導員、貝塚警察高校生ボランティアKEYS、警察職員、関係機関等が中心となって貝塚市、茨木地区の少年の健全育成施策として農業体験活動を実施した。参加したのは、継続補導少年、少年警察ボランティア、高校生ボランティア、警察職員、関係機関等計61人。貝塚地区では、田植え、案山子作り、稲刈り体験を実施した。田植えは6月に元少年補導員が所有する水田を借りて行われた。7月には「危険ドラッグや少年非行防止」を表示したタスキを掛けた案山子を作り水田に設置した。10月の稲刈りは、少年補導員から鎌の使い方や稲刈りの要領を教わり手刈りで稲を刈り、その後コンバインで脱穀した。茨木地区では、畑作り活動として、6月にサツマイモ、玉葱の植え付け要領の説明を受け、苗植えを行った。収穫まで雑草取りや水やり等の作業を何回か繰り返し11月に収穫した。参加少年は、「田植えは腰が痛かったけど楽しかった、やった感があった」などと充実感を味わったようだ。

▲上に戻る

兵庫県少年補導員連絡協議会

県下11ヵ所で立ち直り学習農園を実施

兵庫県少年補導員連絡協議会(吉田和史会長)は平成28年4月から翌年1月にかけ、県下、8ヵ所の少年サポートセンター及び3農園において「少年サポートセンター等学習農園における立ち直り支援活動」を展開した。参加したのは窃盗癖や素行不良行為等、小、中、高校生などの支援対象少年16人が参加、大学生ボランティア52人と警察職員、学校教職員、教育委員会等7人計75人が参加し、実施回数は44回を数えた。プランター農園では春、夏、冬野菜やイチゴ、西瓜などの果物、チューリップ、カーネーションなどの花の栽培を行った。収穫した作物を使ってカレー、豚汁、ジャム等を調理した。少年は「いつもは先生に怒られてばかりだが、今日は褒められたので嬉しい」と前向きに自ら進んで楽しそうに取り組んでいた。教職員は「学校では、刺々しい態度や反抗的な発言をする者が、この農園に来ると学校では見ることのできない笑顔になっており驚いた」などの感想があり、保護者からは「親子で調理したことなど無かった。子供と会話が弾んで嬉しかった」などと好評であった。

▲上に戻る

鳥取県少年健全育成指導員等連絡協議会

食べ物の有り難さを体験

鳥取県少年健全育成指導員等連絡協議会(田中寛一会長)は平成28年5月から12月にかけ、境港市内の「みんなのこども青空農園」において「農業体験を通じた居場所づくり・立ち直り支援活動」を展開した。参加したのは継続支援少年や不登校傾向の小・中・高校生35人、ボランティア6人、警察職員、学校教職員、保護者等関係者29人計70人が参加した。5月に農業体験指導者の指導のもと田植え、夏野菜、サツマイモの定植を行った。田植えでは、当初、泥に手を入れることに抵抗を感じていた少年も指導者のアドバイスを受け一本ずつ丁寧に苗植えをしていた。7月には、5月に植え付けした夏野菜を収穫、ジャガイモ掘り、畑の除草、水やり作業を行った。10月には、稲刈りとサツマイモの収穫を実施。稲刈りは、指導者から鎌の使い方を教わり手刈りで行った。12月は、10月に収穫した餅米を使って餅つきを行い、11回に及んだ体験活動を終えた。参加少年は「食べ物の有り難みが実感できた、給食を残していた自分が恥ずかしい」などと体験活動を通じて逞しさが垣間見られた。

▲上に戻る

広島県少年補導協助員連絡協議会連合会

地域に溶け込んだ少年たち

広島県少年補導協助員連絡協議会連合会(木戸経康会長)は平成28年5月から10月にかけて、広島地区及び福山地区において小学生、中学生の非行少年等延べ74人、少年警察ボランティア、保護者、教職員、報道関係者、警察職員等延べ104人が参加し「農業体験及び料理体験、野外体験活動」と銘打って実施した。両地区とも、サツマイモ畑の整備及び植え付けを実施した。はじめに、ボランティアが荒れた状態の畑を耕運機で整地した。また参加者全員で老朽化した害獣防止ネットの取り換え作業を行った。サツマイモ苗植え付け後、数回の雑草取りを実施したのち、サツマイモを収穫し、焼き芋やサツマイモの豚汁、サツマイモの天ぷらなどの料理体験を行い参加者全員で会食を実施した。また、福山地区では、サツマイモの発育の状態が悪く不作だったことから収穫したサツマイモをデッサンし、上手く育たなかった理由等を考え、発表する取組を行った。参加した少年は「知らない人と活動して、仲良くなるのが楽しかったし、野菜にも愛情をあげて育てることが大切だと思った」などと地域の一員として溶け込んだことが嬉しかったようだ。

▲上に戻る

山口県少年相談員連絡協議会

自ら育てた野菜でカレー会食

山口県少年相談員連絡協議会(藤井希八郎会長)は平成28年6月から10月にかけて、山口地区2個所において小学生の支援対象少年等延べ20人、少年警察ボランティア、警察職員等延べ25人が参加し、「サツマイモ等の苗植え、草引き及び収穫を通じた農業生産体験活動」と銘打って実施した。両地区とも、サツマイモ、オクラ等の苗植え作業と看板製作活動では、指導者から苗植えの手順や注意事項の説明のあと、畝にマルチ張り作業を行い野菜の苗に水やりを行った。農業体験活動で使用する畑の看板製作に取りかかり名称を山口県警察のマスコットである「ふくまる君」の「ふくまる」をとって「ふくまる農園」と命名した。夏野菜の収穫作業のあと、収穫した野菜を使用したカレーの調理では、とうもろこしやオクラ、なすびなどを使用した夏野菜カレーを全員で会食した。また、サツマイモの収穫活動では、子供たちは土を掘り出すことに苦戦していた。参加した少年は「体験はきつかったけど楽しかった、また参加したい。」などと眼を輝かせていた。


▲上に戻る

徳島県少年補導協助員連絡協議会

野菜とともに大きくなった少年たち

徳島県少年補導協助員連絡協議会(村田賢司会長)は平成28年6月から翌年1月までの間に鳴門市の児童自立支援施設、県立徳島学院「あすなろ農園」で「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施した。参加少年は入所少年を含め延べ44人、ボランティア延べ19人、児童自立支援施設職員・警察職員等関係者延べ79人延べ計142人が参加した。本活動は、平成25年度から引き続き、同農園で少年警察ボランティア等が少年たちと共同で農作物を植えて、育て、収穫している。少年たちがボランティア等の地域の人々と触れ合うことにより、少年のコミュニケーション能力を養い、少年に地域の人との絆を感じ取ってもらうことを目的に実施しているものである。本年度は梅の摘果、木の選定作業から始まり大根・野沢菜の播種、落花生の収穫や大根間引き、除草などの作業を経て大根の収穫を実施し本体験活動を終了した。参加した少年は「長く作業を続けると腰が痛くなりしんどかったが、大根が日に日に大きくなっていくのが楽しみだった」などと活動に参加して少年も成長したようだ。


▲上に戻る

香川県少年警察補導員連絡協議会

農業体験で少年の未来は変わる

香川県少年警察補導員連絡協議会(大熊博行会長)は平成28年8月から12月にかけて丸亀市内の農地で「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施した。活動には窃盗などの非行歴や家出補導歴を有し継続補導中の少年5人とその保護者6人に加え、少年警察補導員、大学生ボランティア、農業指導者、警察職員ら72人計延べ83人が参加した。1回目の活動は、指導者から野菜を栽培するための田作りの様子や栽培している野菜の種類、発芽・発育などの生育過程や作業の流れについて学んだ。その後、白菜などの種蒔きを実施した。2回目は苗の植え替えと間引きを行い、アスパラガスの収穫においては、大きさを選り分けて収穫をした。3回目と4回目は食育講座及び野菜の手入れとペットボトル風車の取り付け、野菜の収穫とネギ畑の除草作業を行った。5回目は体験活動最後となり、正月飾り用の寄せ植えづくりと体験活動の記録と将来の目標設定などを記入する「自分ノート」を作成し終えた。参加少年は「この活動での人とのふれあいが一番楽しい、高校は食物関係の学科に進もうと思っており希望が強くなった」などと、体験が少年の未来に影響を与えたようだ。

▲上に戻る

愛媛県少年警察ボランティア協会

自分で育てた茄子が一番

愛媛県少年警察ボランティア協会(横内通夫会長)は、平成28年6月から翌年1月まで触法少年や児童虐待、福祉犯被害者などの少年3人、少年警察ボランティア、警察職員等11人計14人が参加して、新居浜市地区の「せいれん農園」で農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。参加少年のうち、近隣に居住する同学年の小学生は、少年の育成に鑑み個別対応の体験とし、6月にサツマイモ栽培など一連の作業を体験。虐待の被害少年は、サツマイモと茄子栽培を、水やりから除草などの作業を体験し、途中からは保護者も参加して親子で収穫を行った。非行歴を有する少年は、7月にサツマイモの苗植え、枝豆、ラディッシュ等の種蒔きをはじめとして、定期的な一連の作業を実施した。活動体験中、農園は猪の被害に遭い、少年らは一時落胆したがボランティアの励ましもあり、再度植え付けを行うなどの障害もあったが、ボランティアの協力を得ながら無事収穫することができた。参加した少年は「自分が作った茄子は、店で売っている物より味が濃くて美味しかった」などと体験が自信につながったようだ。

▲上に戻る

公益社団法人福岡県少年警察ボランティア協会

世代や立場を超えた農業体験

公益社団法人福岡県少年警察ボランティア協会(副田茂喜会長)は北九州市八幡東区の農園において、平成28年4月から11月まで、支援対象少年を含む児童・生徒ら75人、少年警察ボランティア、警察職員、関係機関等、延べ210人が農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。

八幡東警察署少年補導員連絡会では、世代や立場を超え農作業を通じて、非行少年の立ち直り支援や地元小・中学生と交流を図り、感謝や思いやりの気持ちを育もうと農園事業に取り組んだ。住宅跡地を開墾した広さ160平方メートルの農園では、春にジャガイモや玉葱の苗植え、人参の種まき、サツマイモの苗植えを行い、6月にはジャガイモと人参の収穫を行い、10月にはサツマイモを収穫した。収穫祭には、北九州市長をはじめ八幡東警察署長、八幡東区長なども参加し、少年らと一緒に収穫作業を行うなどした。参加した少年は「自分が植えたジャガイモがこんなにも大きく、いっぱい取れて嬉しい」などと、体験を通じて大人との一体感が生まれたようだ。

▲上に戻る

佐賀県少年補導員連絡協議会

自分を気にかけてくれる大人の存在

佐賀県少年補導員連絡協議会(野田豊秋会長)は三養基郡みやき町の水田において、平成28年6月から同年11月まで支援対象少年、少年警察ボランティア、少年サポーター、大学生ボランティア、警察職員、その他関係者等延べ計85人が、農業体験を通じた「心の畑の耕し方」立ち直り支援活動を実施した。対象少年は、初めに水田所有者である元少年補導員から「糯の苗の植え方」について説明の後、田植え体験をした。参加者が横一列に並び、後ろに下がりながら、手で苗を植えていった。田に入らない少年も、手持ちの苗がなくなった者に苗を渡したり、苗を受ける間隔の目安となる紐を移動させたりするなど、それぞれできることを協力して取り組んだ。作業終了後、体育館に移動し、ボランティアが振る舞う豚汁等を食べた。昼食終了後は、同体育館でソフトバレーボールやバトミントン等で身体を動かす少年、談笑する少年など、思い思いの時間を過ごし、自分を気にかけてくれる大人の存在を感じていた。参加した少年は「苗を手で植えるのに時間がかかったけど、やり遂げられて嬉しかった」などと達成感を味わったようだ。

▲上に戻る

長崎県少年補導員連絡協議会

農作業に親しんで立ち直り

長崎県少年補導員連絡協議会(田島一総会長)は平成28年6月から同年11月にかけ、大平町の農園内で、農業体験を通じた立ち直り支援活動「みんなのわくわく農園」(餅米・さつまいも)を展開した。参加したのは様々な問題行動の小、中学生、無職少年や被虐待児童等15人、長崎県少年補導員連絡協議会及び学生サポーターのボランティア47人、警察職員、保護者等41人計103人がサポートした。6月に「みんなのわくわく農園」で開始式を行った後、小雨降る中、参加者全員で裸足になって田んぼに入り田植えを実施。参加した少年らは、ぬかるんだ田んぼに足を取られながらも少年警察ボランティアから励まされ無事田植えをやり終えた。また、田植え終了後にさつまいものつる植にも取り組んだ。10月に少年警察ボランティアから鎌の使い方などの指導を受け、稲刈りに取り組んだ。11月には、さつまいもの収穫を行い、10月に収穫した餅米で餅つきを実施した。参加した少年は、「農作業は初めてでいろんな経験ができ、また、自分で植えた米で作ったお餅はとても美味しかった」などと感想が寄せられた。

▲上に戻る

熊本県少年警察ボランティア連絡協議会

農業体験を通じて収穫の喜びを味わう

熊本県少年警察ボランティア連絡協議会(田尻一男会長)は平成28年7月から8月にかけて、球磨郡あさぎり町の梨園において立ち直り支援少年等延べ56人、少年警察ボランティア、農作業指導者、警察関係者等延べ73人延べ計129人が参加して農業体験「梨の袋かけ、収穫」活動を実施した。梨の袋かけでは、秋の収穫を目指して、農業指導者の下、地元の特産品である、なしの袋かけ作業を行った。少年達は、枝に実っている数百個に及ぶ梨の実を1つ1つ丁寧に果実袋で覆っていき、にわか雨に見舞われるハプニングがあったにもかかわらず全ての梨の実に袋をかけ終えた。梨の収穫は農業指導者の指導の下、梨の実をハサミで1つ1つ丁寧に摘み取って収穫し収納箱に収めた。その後、沿道のゴミ拾い等、環境美化活動及び自然観察を行いながら小学校まで移動し感想発表会に参加した。少年達は「自分達が袋かけをして見守った梨が大きくなっていたので嬉しかった、ハサミを使って梨を取るのは怖かったけど、ボランティアの人が近くで見ていてくれたので安心だった」などと、体験を通じて収穫できた喜びを噛みしめていた。

▲上に戻る

宮崎県少年警察ボランティア連絡協議会

共同作業の楽しさや達成感を実感

宮崎県少年警察ボランティア協会(山下眞会長)は、平成28年7月から9月まで支援対象少年延べ12人、少年警察ボランティア、警察職員、その他関係者等延べ51人計延べ63人が参加して清武町地区の農地で、少年に手を差し伸べる立ち直り支援事業として支援対象少年等による農業体験活動を実施した。活動内容は、第1回目は枝豆の収穫と、さつまいも・落花生畑の除草などの手入れを実施。少年らは強い日差しの中、日差しをものともせず、収穫作業や手入れ作業に没頭。第2回目は、農業指導者が収穫要領や道具の使い方などを説明した後、さつまいも及び落花生の収穫に取りかかった。さつまいもの収穫では、土の掘り起こしが重労働なのか、作業を中断している少年もいたが、他の参加者が声をかけて作業を促すなど和気あいあいに最後までやり遂げた。落花生を初めて見て実のなり方に感動した少年もおり、参加少年は「疲れたけど食べてみてこんなに美味しいなんて、頑張った甲斐があった」などと共同作業の楽しさや達成感を感じることのできた活動となった。

▲上に戻る

鹿児島県少年警察ボランティア連絡協議会

体験で得た立ち直りの早道

鹿児島県少年警察ボランティア連絡協議会(森園睦夫会長)は鹿児島市内の農地において、平成28年6月から同年11月まで、立ち直り支援少年5人、少年警察ボランティア、警察職員、関係者等78人合計83人が継続補導少年らと農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。活動内容は、稲作で、少年警察ボランティア等の指導のもと、少年らが素足で水田に入り泥の感触を楽しみながら一列に並んで稲苗を手で植えた。泥の中を後退しながら稲苗を植えるのは大変だったが、少年らは、植えた後の水田を眺め満足していた。稲刈りと脱穀作業は、鎌を使用しての稲刈りと脱穀機を利用して脱穀を実施した。11月には、継続支援中の少年が入所している児童養護施設「仁風学園」において、脱穀したもち米を使用し餅つきを実施した。餅つき後は、その餅をきな粉餅などにして参加者で会食を実施した。少年等は「自分達で植えたお米を、皆で刈るのは楽しかったし餅つきは大変だったが楽しかった」などと、自らが育てた稲を脱穀し、そのもち米で餅をついて皆で会食した一連の活動が、少年らにとって大きな収穫となったようだ。

▲上に戻る

沖縄県少年補導員会連絡協議会

農業体験に魅了された少年たち

沖縄県少年補導員会連絡協議会(太田敏勝会長)は平成28年5月から翌年1月にかけ、南風原町本部の「ちゅらさんgarden」で農業体験を通じた立ち直り支援活動を開催し、補導歴や非行歴のある少年ら17人、与那原地区少年補導員8人、警察関係者ら9人が参加した。5月は対象少年が未定であったことから、ボランティア主動で農地の草刈作業及びキュウリ、落花生、オクラなどの苗植えを実施。6月から対象少年が参加して畑の草取りと冬瓜の苗植えを実施。併せて農園に設置してある水タンクに「ちゅらさんgarden」と描き看板を作成した。7月から10月までは、キュウリ、オクラ、落花生などを収穫体験をした。少年らは初めて収穫した落花生の実のなり方に興味津々であった。12月から翌年1月にかけてジャガイモの種芋植えやホオズキ、トマトなどを植え追肥作業をした。作業しながら少年らと学校や家族の状況など悩み相談を実施した。参加少年は「農作業が楽しくて自ら畑に行きたいと言って連れてもらった。草刈作業は大変だったが土に触れるのがすきだ」などの感想が寄せられた。

▲上に戻る

Copyright (c) 2017 zenshokyo All rights reserved.