活動紹介

●立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会

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平成26年度の実施内容

立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会を開催

警察庁少年課主催・公益社団法人全国少年警察ボランティア協会協力による「立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会」が、2月10日、グランドアーク半蔵門(東京・千代田区)で開催されました。研修会には、全国から少年警察ボランティア47人と警察職員等合わせて97人が参加しました。

冒頭には、警察庁の大塚尚少年課長のあいさつに続き、来賓である同協会山田晋作理事長があいさつしました。

引き続き、香川県少年警察補導員連絡協議会会員の植松登氏、岐阜県少年警察ボランティア協議会顧問の佐藤優美雄氏と岐阜県警察多治見警察署の田中聡氏、熊本県少年警察ボランティア連絡協議会理事の坂本健一氏、三重県若樫サポーター(大学生ボランティア)の山根あさひ氏、高知県少年警察大学生ボランティアの正岡愛氏、神奈川県少年補導員連絡協議会会長の古内敏子氏の6人が事例発表者として登場。

事例発表者は体験や活動を通して学んだ少年の立ち直り支援について、それぞれの立場から意見を発表するとともに、全国から集まった参加者からの質問や意見にも応えながら、活発な議論が交わされ、最後に佐藤直樹警察庁生活安全局少年課課長補佐が講評を行って締めくくりました。

※なお、詳細は「みちびき」138号(4月発行)に掲載されています。

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平成25年度立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会

テーマは「少年に手を差し伸べる立ち直り支援」

警察庁少年課主催・公益社団法人全国少年警察ボランティア協会協力による「立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会」が、1月29日、グランドアーク半蔵門(東京・千代田区)で、『少年に手を差し伸べる立ち直り支援』をテーマに開催された。

今回の研修会は、当協会が、平成23年度まで開催の「全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」に代わる事業として、当協会として警察庁主催事業に協力を行い開催したもので、リーダーを対象に実施された研修会で、全国から少年警察ボランティアや警察職員等、145人が参加しました。

冒頭には、警察庁の藤村博之少年課長のあいさつに続き、来賓である同協会山田晋作理事長があいさつしました。

基調講演では、仮名:竹下宏子氏(元継続補導少年)と仮名:竹下久美子氏(母親)が『心の声を聴いて!!』と題して講演を行った。宏子氏は、過去に非行問題等を繰り返していましたが、警察による継続補導や居場所づくり活動により、現在は地元の会社で勤務するまでに更正したことを講演し、母親久美子氏は、非行で悩む母親の気持ちを代弁し、地域の支援の大切について説きました。

引き続きパネルディスカッションでは、専修大学人間科学部心理学科の村松励教授がコーディネーターに、石川県少年補導員連絡協議会副会長の太田治郎氏、岡山県岡山西警察署少年警察協助員連絡会の今村恵美子氏、埼玉県警察学生ボランティア「ピアーズ」の藤田春菜氏、佐賀県警察本部生活安全部少年課課長補佐の桑原宏樹氏がパネリストとして舞台に登場。パネリストは体験や活動を通して学んだ少年の立ち直り支援について、それぞれの立場から意見を発表するとともに、全国から集まった参加者からの質問や意見にも応えながら、活発な議論が交わされました。

※なお、詳細は「みちびき」134号(4月発行)に掲載されています。

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平成24年度立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会

テーマは「少年に手を差し伸べる立ち直り支援」

警察庁少年課主催・公益社団法人全国少年警察ボランティア協会協力による「立ち直り支援ボランティア・リーダーシップ研修会」が、1月30日、グランドアーク半蔵門(東京・千代田区)で、『少年に手を差し伸べる立ち直り支援』をテーマに開催されました。平成23年度までの「全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」に代わる事業として、当協会が警察庁主催事業に協力を行い開催したもので、全国から少年警察ボランティアや警察職員等、144人が参加しました。

冒頭には、警察庁の千野啓太郎少年課長、続けて来賓である同協会山田晋作理事長があいさつしました。
基調講演では、梶谷健二・関西大学大学院心理学研究科客員教授が『少年の理解を深める~少年の気持ちに寄り添い支援する~』と題して、青少年の自立と依存の関係や現代の子どもたちが置かれている状況を解説。「立ち直り支援の際には、こちらの言葉を相手の子どもが素直に受け入れられるかどうかが重要であり、何よりも相手の心の世界に耳を傾けることが大切」と指摘しました。

引き続きパネルディスカッションでは、村松励教授(専修大学人間科学部心理学科)をコーディネーターに、一戸誠司氏(青森県少年警察ボランティア連絡協議会会長)が「奉仕活動や高齢者とのふれあい活動を通じた多様な活動」、林啓之氏(神奈川県平塚少年補導員連絡会会長)が「平塚市内の全中学校で出席停止から防ぐサポートシステム」、の谷本美代子氏(広島県福山東警察署管内少年補導協助員連絡協議会元会長)が「サポートルームによる体験学習や犯罪防止教室・学習支援教室の活動」を紹介。それぞれの体験や活動を通じて学んだ事、大切にしていることなどを発表しました。基調講演の梶谷教授もコメンテーターとして加わり、全国から集まった参加者からの質問や意見にも応えながら、活発な議論が交わされ、ネット環境を見回るサイバーパトロールの重要性なども指摘されました。そして、なによりも支援を行う大人の側が地域の絆にもとづいて、良い仲間をつくりながら、連携して活動していくことの重要性を再認識した会となりました。

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●少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会

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第18回ニューリーダー研修会

テーマは「非行少年を生まない社会づくり」

第18回ニューリーダー研修会2月3日、グランドアーク半蔵門(東京・千代田区)で「第18回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が、『非行を生まない社会づくり』をテーマに開催されました。今年の研究会は女性のリーダーを対象に実施されたもので、全国から少年警察ボランティアや警察職員等、116人が参加しました。

千野啓太郎・警察庁生活安全局少年課長の挨拶の後、藤川洋子・京都ノートルダム女子大学心理学部教授が『少年非行の動向と望ましい対応』と題して講演を行いました。 藤川教授は、「非行少年数は減少したが、再犯者率が増加し、共犯率が減っている」と現状を分析。また、従来は心理的要因、社会・文化的要因から説明されることの多かった非行の要因に、最近では生物・医学的要因に関しての科学的解明が進み、「わかりにくい」「奇異」とされてきた触法行動・不適応行動に新たな視点が加わったと指摘しました。

また、パネルディスカッションでは4人の女性パネリストたちによる事例発表が行われました。紀惠理子・長野少年鑑別所長は『非行少年の心~彼らがもとめるもの、私たちが支援できること~少年鑑別所の現場から』、森本華代・和歌山県警察少年課学校支援サポーター(非常勤)は『校内はいかいする生徒との関わり合いの中で』、松浦眞紀子・神奈川県少年補導員連絡協議会会長は『ネットの中の子どもたちも、補導活動の対象に!』、そして近藤準子・岡山県玉野警察署管内少年警察協助員連絡協議会企画室長は『少年に手を差し伸べる立ち直り支援~繋がった家族の絆』と題して、発表を行いました。さらにディスカッション、質疑応答が行われ、女性リーダーを対象とした「第18回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」は終了しました。

※なお、詳細は「みちびき」126号(4月発行)に掲載されています。

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第17回ニューリーダー研修会

テーマは「立ち直り支援」

第17回ニューリーダー研修会「第17回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が2月7日、グランドアーク半蔵門(東京・千代田区)で開催され、全国から少年警察ボランティアや警察職員等、121人が参加しました。当日は、早川治・警察庁生活安全局少年課長の挨拶の後、第1部では、文教大学人間科学部准教授で心理学士の石橋昭良氏が『立ち直り支援に求められるもの』、続いて新家勝昭・警察庁少年課課長補佐が『非行少年を生まない社会づくりのための警察の取り組み』と題して講演を行いました。

石橋准教授は、警視庁で心理職として30年間、さまざまな非行少年や保護者との面接を通じて再犯防止、立ち直り支援に関わってきた経験を通して、「サポートするに当たっては、社会の変化に伴う子どもの資質面の変化を考える必要がある」と述べました。また、新家少年課課長補佐は非行少年を生まない社会をつくるために、警察庁がこれから重点的に取り組む3点として、「1.刑法犯少年をはじめとした少年非行の現状と問題点、2.警察がこれから重点的に進める対策の概要、3.少年に手を差し伸べる立ち直り支援と少年を見守る社会機運の醸成」について説明しました。

また、第2部のパネルディスカッションでは、まず初めに3人の少年警察ボランティアが活動事例を発表しました。佐藤久美子氏(秋田県少年保護育成委員連絡議会監事)は『少年警察ボランティアによる立ち直り支援、健全育成、居場所づくり活動』、今田誠人氏(静岡県細江警察署少年警察協助員連絡会会長)は『インターネットを介して少年たちと向き合って』、野口義弘氏(福岡県小倉警察署少年補導員)は『信じ続ければ子どもたちは応えてくれる』と題して、それぞれの活動について語りました。その後のパネルディスカッションでは活発な意見交換が行なわれ、第17回ニューリーダー研修会を終了しました。

※なお、詳細は「みちびき」122号(4月発行)に掲載されています。

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第16回ニューリーダー研修会

「メディア漬け」の子どもたち

第16回ニューリーダー研修会第16回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会が平成22年2月8日(月)、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で各地域のリーダー120人が参加して開催されました。

始めに、社団法人全国少年警察ボランティア協会の山田晋作理事長が主催者を代表して挨拶。警察庁生活安全局少年課・早川治課長が来賓挨拶を行いました。

続いて、吉村小児科(東京都文京区)の内海裕美院長が「『メディア漬け』の子どもたち」と題して、乳幼児期からの子どもたちの育ちの中でテレビ、ビデオ、コンピューターゲームなどの電子映像メディアが与えるさまざまな成長や心への負の影響とその改善策などを豊富なデータや実例を基に講演しました。

『福祉犯罪被害から子どもを守るために』と題した講話で、警察庁生活安全局少年課の内山直治課長補佐は、増え続ける児童ポルノ問題に絞り、携帯サイトやインターネットの出会い系ばかりでなく、ゲームや交流のサイトでも被害に遭うケースが増えている生々しい状況を説明、被害防止の手立てを訴えました。

研修会の後半は、「地域で取り組む子どもへの関わりについて」をテーマに各地の活動事例の発表が行われました。神奈川県少年補導員連絡協議会の松浦眞紀子会長は、「インターネット利用による少年サポート活動の現状と課題」と題し、携帯やインターネットが少年たちの必須ツールになっている現状から、ネット上をパトロールして、プロフやブログ、掲示板などで問題を見つけると直接メールして注意を呼びかけたりするサイバーボランティア活動を紹介しました。パソコンから携帯サイトにアクセスできないなどの技術的な課題が提起されました。サイバー・セーフティ・アドバイザーが学校担当制を利用して子どもたちが電子メディアの被害に遭わないよう周知していく活動も発表しました。

熊本県少年警察ボランティア連絡協議会の主海偉佐雄会長は、「少年警察ボランティアと学校の関わり方~地域カンファレンスで学ぶ~」と題し、地域カンファレンス活動の中で、学校との関わりを強めていくことが必要だという声が高まり、中学校区ごとに地区班を編成して、少年補導員が担当する中学校を訪問する学校担当制の試行を始めたことを紹介。「学校による温度差がある」などの課題も述べられました。学校担当制を先行している神奈川からは、「警察や教育委員会の理解、協力を得ることが学校に入り易くなる方策」などの経験談が紹介されました。この後、各県から地域の活動が発表されました。

※詳細は「みちびき」118号(4月発行)に掲載されています。

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第15回ニューリーダー研修会

心豊かに生きる

研修会会場

平成21年2月6日(金)、東京のグランドアーク半蔵門で、少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会が開催されました。

初めに、全少協の山田晋作理事長より主催者あいさつ、続いて警察庁生活安全局少年課・中尾克彦課長より来賓あいさつがありました。

◆講演 心豊かに生きる(要旨)
 福岡県南蔵院住職・林覚乗(はやし・かくじょう)氏
豊かな心とは幸せに思える心

私は、いつも思っています。

「自分の心が豊かであってこそ、人を救うことができる。その人の立場に立ってあげられる」

豊かであるとは、お金を持っていることでもありませんし、高い地位にあることでもありません。

子どもが学校から無事に帰ってくる。誘拐にも遭わず、「ただいま」と家に帰ってくる。この、一見平凡なことがどんなに幸せか、そう思える心を持っている、それが豊かということではないでしょうか。

毎日の幸せを感じ、人と人の出合い(縁)を育てるということが大切です。

林住職

「毎日の幸せ」といえば、こんな話があります。ある女の先生、Aさんが小学3年生のころ。お金持ちの級友は三姉妹で、大きなお雛様を買ったと自慢していました。それをある教師が聞いて、Aさんに言ったそうです。

「あなたの家は四姉妹だから、さぞかし立派なお雛様があるんでしょう?」

Aさんの家はたいへん貧しく、情けない思いで家に帰り、そのことを母親に告げると母親は言ったそうです。

「うちには、かわいいお雛様が4人もいてくれるから、母さんは人形なんかなくても幸せに生きてるわよ」

これが、幸せを感じる心を持っているということです。

「母ちゃんが大きい人形を買うてきちゃるけん!」

こう言って比べることに意味はありません。物を持っていることが幸せなのではありません。

幸せをもたらす「人との出会い(縁)」として、こんな話があります。ある女性教師が小学五年生の担任になったとき、好きになれない子がいました。だらしなくて、不潔でという印象だったのですが、少年は、母親が病気で亡くなり、アルコール依存症になった父親に暴力を振るわれていることがわかりました。そして、先生は、少年が苦しみを乗り越える最中であることに気づいて声をかけました。

「夕方まで勉強していかない? 教えてあげるから」

それを聞いて初めて少年は微笑んだそうです。そして、予習・復習を続けるうちに自信を持ち始めました。

クリスマスの日、少年は先生にプレゼントをしました。その小さな香水の瓶が「亡くなったお母さんのもの」と気づいた先生は、その香水をつけて少年の家を訪ねました。少年は泣きながら先生の胸に飛び込んでいったそうです。

「お母さんの匂いがする…今日は素敵なクリスマスだ」

やがて、少年は医師になりました。結婚式の招待状には、こんな言葉を書き添えて送ってきたそうです。

「先生、ぜひ僕の母の席に座ってください」

どこかでブレーキがきくように

この先生のような豊かな気持ちを持って相手の立場に立つことが親としても大切です。そういう両親だったら子どもは「この両親を泣かせたくない」と思ってどこかで「ブレーキ」がかかります。皆様方には、ブレーキを作る役割をお願いしたいと思います。また、ブレーキがきかなくて事故を起こした子どもたちが早く立ち直れるように、その横に立って活動していただければと思います。

◆事例発表(1) 北海道「少年の心の窓を開いた居場所『ひろびろ農園』」
 帯広警察署少年補導員連絡協議会 黒田存会長

黒田会長の家庭菜園で花や野菜を育てて収穫し、収穫物を使って食事をする…。こうした「土にふれる」活動の中で、少年たちは「心の扉」を開き、やがて、多くが復学するようになりました。

◆事例発表(2) 岡山県「よみがえらせるマナー〜通学列車の中で〜」
 玉野警察署管内少年警察協助員連絡協議会 相賀一夫会長

警察の生活安全課の協力を受けて下校時間に声かけをし、高校生の列車内のマナーを改めさせたものです。目にあまる行動がこれで改められ、この活動に対してはJRから業務証明書が発行されました。自腹で切符を買わないでも活動ができるようになったのです。

◆事例発表(3) 沖縄県「子どもたちの居場所づくり『若獅子隊』」
 小緑・豊見城地区少年補導員協議会、金城中学校区少年補導員の赤嶺健範氏

問題を抱えた少年たちを、獅子舞を通じて導いたものです。札幌の「YOSAKOIソーラン祭り」で踊るなど、少年たちは次第に自信をつけ、ついには全員無事志望高校に合格するという成果を上げました。

◆各県からの発表・山田理事長の補足質問

三事例発表のあと、各県からの、さまざまな発表が行われました。高知県の橋本氏からは「よさこい」だけではなかなか少年たちのエネルギーを発散しきれないといった悩みも寄せられました。

まとめとして、山田理事長から黒田・相賀・赤嶺の三氏に補足質問がありました。

黒田氏は、活動での工夫として「学校でやらない体験実習をする点」を挙げました。相賀氏は、苦労する点として参加者を確保していくことだと答えていました。

赤嶺氏は、ボランティアの後継者づくりの難しさを挙げました。

◆社会安全研究財団・上田正文専務理事の講評

最後に財団法人社会安全研究財団の上田正文専務理事の講評がありました。

「自分の時間を使って、活動する少年警察ボランティアの方々に敬意を表します。少年を非行に走らせないよう活躍をお祈りします」

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第14回ニューリーダー研修会

教育現場から見た今の子どもたち

第14回ニューリーダー研修会

平成20年2月4日(月)、グランドアーク半蔵門で、「第14回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が開催された。全国47都道府県から、リーダーとして期待される少年警察ボランティアの代表や警察職員、管区警察局関係者など、123名が参加しました。

初めに、社団法人全国少年警察ボランティア協会山田晋作理事長、警察庁生活安全局の山口敏少年課長があいさつ。続く研修会の第一部では、日本教育大学院大学の河上亮一教授が「教育現場から見た今の子どもたち」として基調講演を行いました。

昭和41年(1966)、に埼玉県の公立中学校の教師となり、プロ教師の会(埼玉教育塾)を主宰、『学校崩壊』などの著作のある河上氏が自身の経験をもとに当時から現在に至る少年像とそこにまつわる問題を解説しました。次に要旨を挙げます。

わが国では、欧米から教育制度を導入しましたが、学校の枠組みに入らない者を国の力で排除することは導入しませんでした。その代わりに地域の大人が学校を支えて学校の秩序を作り上げました。

ところが、1970年代頃から、教師のいうことを聞かない生徒が出て、この日本独特のシステムが機能しなくなり、警察など外部の力を借りて秩序を回復しました。

ですが、この頃のようにワルがワルとして暴れていた時はまだ良かったのです。現在は、普通の子でも突然問題を起こすようになりました、子どもが変わったと言わざるをえません。それで対応が非常に難しくなりました。ではどう変わったのでしょうか。

非常に『狭くて固い自我の子』が増えました。嫌いなもの、好みに合わないもの、自分の外にあるもの、都合の悪いものを受け入れず、自分を一人前だと思って自分で判断します。

彼らの特徴はきちんと座って人の話を聞くといった『生活の型を身に付けていません』。『嫌なこと、つらいことにすぐまいってしまう』。それから『気分で動く』のが特徴です。ひ弱なのに暴力的です。抑制が利かないので限度を超えて怒りをぶつけてしまいます。黒磯のバタフライナイフ使用事件のように。

これらの背景には、よく言われた『自由』や『平等』の観念が働いています。生徒と先生が対等で、何をしても自由ということになれば、苦しいことに耐えることなどしなくなります。これに、高度消費社会において『大人と同じ金額が支払える消費者』として子どもが一人前に扱われるということになると子どもは大人と同じ位置に並んでしまいます。そうなると、生まれた「本体」のままで、言葉もあいさつもできない『文化の衣をまとわない人間』が増えてしまいます。

それが『先生のせい』と言われる。下火になると、今度は『親のせい』と言い出す人がいる。それをまずやめなければいけません。

学校とは厳しくてつらい、厳しい修行・訓練の場であると小さい頃から示しておかねばなりません。

地域社会が崩壊して、秩序を教師が担うようになってしまいましたが、教師にはバックがないのです。そこで、人格形成という一点に国民的合意が必要になってきます。新しい日本型のシステムを作らねばなりません。そのためには、出席停止のような緊急事態を含めた措置を『いやでもやらねばならない』と思います。

第14回ニューリーダー研修会
第二部 取り組み発表および意見交換「少年警察ボランティアの裾野拡大について」

第二部は各都道県の代表が、それぞれ工夫をこらした裾野拡大策について発表しました。

● 伊藤政弘(北海道警察本部少年課・敬称略、以下同)
講師への女性ボランティア起用、事業所支部の活用など
● 小林知江子(宮城県警察本部少年課)
大学生ボランティア「ポラリス」の活用、児童生徒向けの「アルカス」創設など
● 福田稔(警視庁少年育成課)
「東京母の会連合会」メンバーへの委嘱で女性枠拡大など
● 伊藤弘(千葉県警察本部少年課)
大学生ボランティア「菜の花ユニバース」の活用など
● 池端一(福井県警察本部少年課)
「日本一健康・健全で元気な福井っ子を育てる推進協議会」設立。福井大会開催など
● 卜部浩則(奈良県警察本部少年課)
中学・高等学校生徒指導担当教諭の委嘱など
● 砂田清子(広島県警察本部少年対策課)
PTA委嘱と大学生ボランティアへの委嘱など
● 堀内淳子(愛媛県警察本部少年課)
PTA枠の導入、「子ども見守り隊」への参加と交流、参加提案など
● 音部修一(長崎県警察本部少年課)
少年補導員だよりの発行、地域カンファレンスの開催、事業への補助など
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第13回ニューリーダー研修会

夢さえ失わなければ立ち直れる

第13回ニューリーダー研修会

平成19年2月2日、「第13回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が東京・グランドアーク半蔵門で開かれ、各都道府県のボランティア代表ら約130人が参加しました。

基調講演ではみずからも不良少年からの立ち直りを遂げ、現在はいじめや教育再生問題に取り組んでいる内閣官房教育再生会議担当室の、義家弘介室長が「夢は逃げていかない」のテーマで、「夢は逃げていかない。自分が夢から逃げていくんだ。今こそ立ち止まって。ズルくても、弱くても、情けなくてもいい。そのままの自分自身と向き合い、闘い続ける。その先で大切なものは必ず待ってる」と熱っぽく講演しました。

ついで全国暴力追放運動推進センターの中林喜代司担当部長が「暴力団の影響から少年を守るために」と題して、最近の暴力団の情勢と青少年へアプローチしてくる手口などを解説し「毅然とした対応と早期相談こそ肝要だ」と述べました。

第13回ニューリーダー研修会

活動発表では滋賀県で取り組んでいる「少年補導員による非行防止教室」について福山博士・少年補導員がシンナーで脳が犯されることを実例を挙げて解説、その怖さを訴えました。

続いての意見交換では各地域での取り組み事例の紹介があり、奈良県警から昨年7月1日、全国に先駆けて施行された「奈良県少年補導に関する条例」の細部にわたる補導対象行為の説明があった。また、たばこ業界が進めていて来年(2008)から設置予定の「成人識別機能付自動販売機」の概要が事務局から説明されました。

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第12回ニューリーダー研修会

具体的な体験談を参考に活発に意見交換

第12回ニューリーダー研修会

平成18年2月21日、「第12回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が東京・グランドアーク半蔵門で開催され、各都道府県のボランティア代表ら123人が参加しました。

基調講演では竹花豊・現警察庁生活安全局長が『少年非行対策の基本的な考え方』と題して講演。体験講話では、万引き防止の最前線に立つ中村有希さん(NPO法人全国万引犯罪防止機構普及推進委員会員)が体験を踏まえて「非行の温床は最初に絶つことが肝要」と生々しく語りました。

第12回ニューリーダー研修会

続いて出原基成・警察庁生活安全局少年課課長補佐が『地域社会が一体となって取り組む少年の補導・立直り支援活動』のテーマで最新の統計を元に少年犯罪の現状を報告しました。

いずれも数字や具体的体験を踏まえた内容だけに、参加者からは活発な質疑や意見交換が行われ、充実した研修会となりました。

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第11回ニューリーダー研修会

インターネット利用による活動方法を専門的に学ぶ

第11回ニューリーダー研修会

「第11回少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が去る10月19日(火)、東京・千代田区の「グランドアーク半蔵門」で開催され、全国の少年警察ボランティア、警察職員合わせて113人が参加しました。

今回の研修会は、全少協が本年6月から本格的に開始した「インターネット利用による少年サポート活動」をよりレベルアップし、効果を高めるために開催したもので、この活動に取り組んでいる全国各都道府県の指定員を中心に、パソコン30台を使って研修を行いました。

全少協山下力理事長の主催者挨拶、警察庁大木高仁少年課長の来賓挨拶の後、警察庁少年課の出原基成課長補佐が「インターネット利用によるサポート活動」のテーマで、全少協のサポート活動に対する期待や警察としての協力・支援などについて講演しました。

続いて同課心理専門職・石橋昭良氏が「インターネット利用による少年相談」について、メール相談の現状、留意するべき事項などを説明、さらに警察庁情報技術犯罪対策課の大田昭課長補佐が、出会い系サイト規制法に基づく犯罪及び被害の実態など、少年を取り巻く有害情報がもたらす現実を解説しました。

最後は、少年課の大崎博美技官による技術指導。実際にパソコンを操作しながら、インターネットを利用する少年サポート活動の具体的な要領を指導しましたが、参加者からは多くの質問が出され、熱のこもった研修会となりました。

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第10回ニューリーダー研修会

新たな取り組み「インターネット利用の活動」も学ぶ

第10回ニューリーダー研修会

「第10回少年警察ボランティアニューリーダー研修会」が平成16年2月19日(木)、東京・グランドアーク半蔵門で開催され、全国の少年警察ボランティア代表、警察職員ら128名が参加しました。

内閣府政策統括官付参事官・有松育子さん(青少年育成第1担当)が、昨年12月に策定された「青少年育成施策大綱」について講演、策定の目的や3つの基本理念と4つの重点課題があることなどを解説しました。

また、警察庁生活安全局少年課課長補佐・天野賀仁氏が2月から本格的に始まった「インターネット利用による少年サポート活動」について講義、実際の活動方法などを説明しました。

そのほか神奈川県平塚警察署少年補導員・少年指導委員の小倉滋朗さんが平塚地区独特の担当校制度を紹介、少年警察ボランティアと学校・地域のかかわりが有効に機能していることを報告しました。

参加者にとってはいずれも新しい内容だけに、質疑や意見交換も活発に行われました。

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第9回ニューリーダー研修会

女子大生も体験報告、新たな試み広がる

第9回ニューリーダー研修会

「第9回全国少年警察ボランティア・ニューリーダー研修会」が平成15年2月20日(木)に東京・グランドアーク半蔵門で開催され、各県の少年補導委員等連絡協議会および関係者125名が出席しました。今回は「少年警察ボランティアの活性化」をテーマに、「少年警察ボランティアに期待する」と題して、荒木二郎・警察庁生活安全局少年課長の講演が行われ、引き続き3つのテーマで活動が紹介されました。

「大学ボランティアの委嘱」については滋賀県警少年課・山本由樹さんより、同県で昨年からスタートさせた「公募による大学生ボランティア」の事例を発表。また、文化女子大学(東京)3年生の松原詩緒さんからは、街頭補導の体験実習についての報告がありました。さらに鈴木幸子さん(茨城県土浦地区少年指導委員)からは「居場所づくり」について、吉川水貴さん(広島西警察署少年警察協助員)からは「暴走族離脱更生支援」についての発表がそれぞれ行われました。

その後「少年警察ボランティア活動の活性化に関する意見交換」では、それぞれの県での新しい試みが発表されるなど、活発な意見交換となりました。続いてビデオ「声かけ実践塾〜大人としての接し方」(福岡県警少年課少年アシストセンター制作)が上映され、研修会は終了しました。

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第8回ニューリーダー研修会

前兆的問題行動の早期発見をテーマに開催

「第8回全国少年警察ニューリーダー・研修会」が、平成14年2月14日(木)東京・グランドアーク半蔵門「華の間」で開催されました。今回は、少年非行の深刻化をめぐり、特に「初期非行」などの前兆的問題行動の早期発見補導をテーマに行われました。

内容は、藤本哲也氏(中央大学法学部教授・犯罪学博士)の講演「少年非行防止と地域ボランティアへの期待」、高木紳一郎氏(警察庁少年課理事官)の講義「少年非行の現状と警察における対策について」がありました。さらに休憩をはさみ、秋田県・静岡県・和歌山県・高知県・佐賀県の5県からそれぞれ少年補導などに携わる各氏の活動発表も行われ、興味深い事例が報告され、多いに関心を集めました。

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第7回ニューリーダー研修会

地域で育む少年の健全育成

平成13年2月20日(火)午後、(社)全国少年補導員協会の主催、(財)社会安全研究財団と警察庁の後援で、少年非行防止と健全育成活動の充実を目的として、全国各都道府県の少年補導員等のリーダーに対する研修会が東京「グランドアーク半蔵門」で開催されました。

佐々木晶敏(社)全国少年補導員協会専務理事と園田一裕警察庁少年課長の挨拶の後、全少協理事でもある野口京子文化女子大学教授による「地域で育む少年のストレス耐性」と題する基調講演が行われました。 続いて、桐原弘毅警察庁少年課理事官が「少年非行の現状と警察における対策について」と題した講義を行いました。

休憩の後、池田美彦(社)全国少年補導員協会事務局長の司会で、福島県・埼玉 県・新潟県・福井県・山口県・沖縄県の各県の代表者から、それぞれ地域での活動状況の発表が行われ、引き続いてパネルディスカッションが行われました。

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